会長挨拶(2024)

和歌山県中小企業団体中央会 会長 玉置 篤

和歌山県中小企業団体中央会
会長 玉置 篤

生業を紡ぐ

 新年あけましておめでとうございます。
 4年ぶりの行動制限のない新年を皆様と迎えられることを心よりお慶び申し上げます。
 この間、様々な制約を受けた中央会の事業も完全に元に戻り、令和2年に会長に就任させていただいた私にとって初めて参加させていただく事業も多くありました。長らく中央会が窓口になっております「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」も令和5年度に48件が採択され、様々な業種の事業者の皆様の生産性向上に貢献できたと思っています。また、新年度には「中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金」もスタートされますので、最大限に利用していただきたいと考えています。
 「生業を紡ぐ」。詮無いことですが、物価高、人手不足を背景にした事業環境は決して楽観視できるものではありません。長く事業を営んでこられた会社ほど新分野進出や業態転換を繰り返して事業を紡いできた歴史を持っています。経済が回復してきた今こそ将来に備えた有形無形の投資をしてください。
 令和5年の勤労感謝の日、中央会主催の「組合まつり」と青年中央会主催の子供職業体験イベント「ゆにフェス」が初めて共催されました。たくさんの親子連れ、孫連れのお客様が、職業体験や地元産品のブースを訪れていただき、想像以上の盛況でした。子どもたちがリアルに仕事を体験し、近い将来の仕事のイメージを少しでも持って和歌山で仕事を紡いでいってくれたら・・・。
 中央会が皆様の「生業を紡ぐ」壮大な取組に寄り添っていけるよう本年も頑張って参ります。